予防歯科とは、虫歯や歯周病、その他のお口の病気にならないために「虫歯になる前に」対策をとることです。
主な対策は「ご自宅のケア」と「歯科医院でのケア」です。
できれば月一回、忙しい方でも2~3ヶ月に一回の通院が理想的です。
歯科医院でのクリーニングでは日頃のブラッシングでは除去できないバイオフィルム・歯石・歯垢を除去でき、これにより「本来の歯の白さを引き出し維持できる」という嬉しい副効果もあります。
これは歯石などを除去するとともに、歯磨きでは落ち切れないヤニ汚れ、茶渋などの着色も一緒に除去できるためです。
虫歯や歯周病予防には、実は食事の内容・回数・時間帯、喫煙習慣、ストレス、睡眠時間など「生活習慣」も大きく影響しています。
これらが原因で虫歯・歯周病を誘発していることが多々あるのです。
当院の予防歯科では、これらを総合的にアドバイスさせていただいています。
歯周病とは細菌感染によって歯がグラグラして抜けてしまう病気のことです。
歯が抜けてしまう原因は虫歯、歯が割れるなどいろいろと考えられますが、日本人の歯が抜ける1番の原因は歯周病だと言われております。
怖いことに、全年齢の4割が罹患しているといわれ、かなり進行しないと症状が出でこないことがあり、サイレントキラーとも評されております。
8020と、いうのを1度は聞いたことがあるかもしれませんがなかなか達成出来ていないのが現状のようです。
歯周病のは歯周病ポケットの深さによって分類され
①軽度(2〜4)ミリ
②中等度(4〜6)ミリ
③重度(6以上)ミリ
に分けられます。
症状としましては
①特に症状はなく、知らぬ間に歯槽骨が吸収、ポケットも深くなってくる
②歯茎から血が出る、おくちが臭う、歯茎に膿がたまる、等の症状が出現。
歯が動いたり痛みが出たりします。
③歯茎がひどく腫れたり、歯槽骨の吸収も著しく歯の動揺(グラグラ)もひどく、強い痛みが出でくることもあります。
この状態では食事どころではありません。